木曽左衛門のつれづれ草

輪投げー日本での輪投げ事情


輪投げ

日本での輪投げ事情

日本では大正の頃に神戸港に入港する船により広まったのだが、現在「日本ワナゲ協会」や、「国際輪投げ協会」、「神戸投輪連盟」等が普及に務めており、 それぞれの協会により多少の輪投げセットの規格や適用するルールに違いがありますが、輪投げ盤上に9本のピンを設け、投げたリングが入ったピンに振られた数字の合計で得点とする方式を取っており、基本的には同じです。

輪投げ輪投げ
左右の挿絵で分かるように、左が「日本ワナゲ協会」の、右が「国際輪投げ協会」が標準としている輪投げセットですが、ピン番号の付け方やリングのカラーの振り方とその個数、リングの直径・重さ・材質等も微妙に差異があります。
協会が「日本」や「国際」と謳っているが、外国で日本の輪投げセットが普及している訳でもないと思うので、余り言葉に意味はないと思われます。
しかし、東老連や傘下の区・市老連の大会では「国際輪投げ協会」指定の道具およびルールが適用されており、競技会を目指している方は、どの競技会なのかを考慮する必要があるかと思います。
当方の印象では、「日本ワナゲ協会」は万人向き親しみ易さ・娯楽性に重きを置いており、「国際輪投げ協会」は技能・スポーツ性に重きを置いているように感じます。
又、「兵庫県、神戸投輪連盟」は8.5mの長い投輪距離や、独特の投げ込み・シングル・ダブルの3得点方式をセットにした競技など、競技スポーツに重きを置いております。
違いに関しては拙者が後述「各協会間の用具・ルールの違いについて」の項にてまとめてみましたので、そちらを参考にして下さい。

日本ワナゲ協会指定の道具と公式ルール

輪投げ
日本ワナゲ協会のホームページはこちらです。
なお、公式ルール詳細に就いては、「公式ワナゲハンドブック」として協会が有料販売(700円、税込・送料別)しており、必要な方は購入されたら良いと思います。講習用DVDも販売しているようです。
ホームページには「協会の沿革と概要」と 「競技用具と競技方式」 で簡単な解説が記載されておりますので、そちらを参照ください。
   distance

         輪投げ  輪投げ  輪投げ
          棒(SL-4)          脚(SL-7)          ナット(SL-8)

国際輪投げ協会指定の道具と公式ルール

輪投げガイド 輪投げ
輪投げ
輪投げ
輪投げ

国際輪投げ協会のホームページはこちらです。
なお、公式ルール詳細に就いてはこちらのPDFをご覧下さい。 又、輪投げ台の組立方はこちらのビデオをご覧下さい。
試合に使う参考の得点表はこちらを印刷してお使い下さい。
 注:当方所属クラブでは、1回戦=5セット、各セット毎の小計欄、公式ルール/大会ルール共用で使用出来て、
   1枚で表裏使用で2回戦迄可能に多少変更した5人用得点表(表・裏)や、8人用得点表(表・裏)を使用しています。


兵庫県・神戸投輪連盟指定の道具と公式ルール

輪投げ
兵庫県、神戸投輪連盟それぞれの事務局の電話は案内されておりますが、詳しく書かれた公式ルール等はインターネット上には無いようです。(?)
参考に事務局の案内が有るページを紹介しておきます。兵庫県投輪連盟はこちらです。神戸投輪連盟はこちらです。
   距離
競技は投込み(フリー)5回、シングル5回、ダブル5回の15回の合計点数で争います。「投げ込み」とは輪が入ったピンの数字の合計が得点となる。
シングル」はピンの数字の合計が得点となるが、一つのピンに2本の輪が入ってしまうと失格となる。そのため9本全部を投げずに、途中でやめることもできる。
ダブル」は輪が2本入ったピンの数字のみを合計して得点とする。こちらは、一つのピンに3本の輪が入ってしまうと失格となる。そのため、シングル同様に途中でやめることもできる。

日本クロリティー協会の道具と公式ルール

輪投げ 日本クロリティー協会の公式ホームページはインターネット上には無いようです。(?)
協会指定公式輪投げセット販売の商品案内に、協会の所在地・電話やクロリティーのルールや概要等の説明がこちらに有ります。
   輪投げ
試合はシングル(1対1)とダブル(2対2)方式があり、シングルでは相手側と交互に10投します。
ダブルではペア選手と先攻・後攻1投づつ投げて相手チームに交代、を繰り返します。
又、得点方式には「オールカウント方式」と、相手のリングに3分の1以上重なった場合下のリングの得点を無効にする「キャンセル方式」があります。
ビデオによるクロリティー詳細説明がこちらにあります。

各協会間の用具・ルールの違いについて

    輪投げ
日本ワナゲ協会リング
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国際輪投げ協会リング
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神戸投輪連リング
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日本クロリティーリング
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