平蔵谷家の野鳥
2003年7月、我が家の松の木に巣作りしたヒヨドリの巣立ちまでの記録です。
2002年の夏、一番いのヒヨドリが我が家の庭に頻繁に現れるようになり、
パンやチーズを小さく丸めて投げてやると、食べるようになり、そのうち、投げた食べ物を空中でダイビングキャッチして取るようにまでなりました。
又、時々窓越しに部屋を覗き込み、人がいると逃げるどころか、ピーピー鳴いてえさを催促するようにまでになりました。
えさをキャッチするときは、こちらのモーションを見て、枝からジャンプするように飛び出したり、
あるいは空中でホーバーリングして止り、地面にえさが落ちる前に空中で受け取っておりました。
その同じ鳥か、あるいは違う番いなのか分かりませんが、今年も現れました。気心の知れた親切な人だとでも思ったのか、
我が家の庭の松の木に巣作り始めました。巣立ちまでを観察させていただくことにしました。
左側の松の木に巣をつくりはじめました。(2003年6月下旬)
電線にとまってあたりを警戒する親鳥。(2003年7月上旬)
巣からはみ出しそうに大きくなりました。(2003年7月20日)
だいぶ大きくなったひな。(2003年7月19日)
巣からはみ出しそうに大きくなりました。(2003年7月20日)
いよいよ巣立ちのために巣の縁に立ち羽ばたきの練習の2羽。(2003年7月21日)
親鳥が巣立ちを促しているところ。(2003年7月21日)
1羽目が隣家の南天の木まで飛んで一休みしているところ。(2003年7月21日)
2羽目が同じ松の木の下の枝まで飛んで一休みしている。(2003年7月21日)
3羽目は知らないうちに巣立ち、巣は空になっていた。(2003年7月21日)
隣家の木に止まっている雛(1羽目か)を迎えにきた親鳥。(2003年7月21日)
3羽目と思われる雛は、育ちが遅く心配していたが、巣から出たはいいが柿木や松の木の枝を行ったり来たり。(2003年7月21日)
3羽目、松の木の最上段に移り、隣家の屋根まで飛翔。夜は道路向かいの隣家の桜の木あたりで一夜を明かした。(2003年7月21日)
一夜明けた朝、1羽目か2羽目は近くの電線で親からえさをもらっていた。暫くは親からえさを貰うようだ。(2003年7月22日)

元気に巣立った3羽、これからも我が家の庭に遊びに来ておくれ、親同様ジャンピングキャッチもマスターしておくれ。
スライドショーバージョンにしたものはこちらです。
後日談: 実は年の明けた2004年、2005年にも、多分同じ番い、或いはその子供が、我が家に訪れています。
多分同じだと云う証は、当方が仕込んだ空中でエサをジャンピングキャッチする技を再会初日から披露してくれるからです。
その後も2・3年訪れてくれるのですが、ときどきエサを貰いに来るだけで、巣作りにまでは至りませんでした。
多分茂り過ぎていた松の木を少しスッキリ気味に枝打ちしたため、巣作りに適さなかったのかも知れません。
後日談の "Part II" スライドショーはこちらです。
2007年9月、我が家の松の木に巣作りしたキジバトの巣立ちまでの記録です。
2007年の夏、今度は一番いのキジバトのお出ましです。
あのヒヨドリが巣作りをした、同じ松の木に今度はキジバトが巣作りを始めました。巣立ちまでを、また、観察させていただくことにしました。
松の木枝に巣をつくりはじめました。(2007年9月11日)
>電線にとまってあたりを警戒する番いのキジバト。(2007年9月12日)
時折、番いの相手がえさや、巣作り材料を運んでいる。(2007年9月13日)
巣は少しばかりの細い枝などを敷き詰めただけのごく簡素なものである。(2007年9月14日)
多分、もう抱卵中なのであろう。(2007年9月15日)
今日もジット動かず抱卵中。(2007年9月16日)
抱卵は、昼はオスが、夜はメスが行う云う。真偽の程は知りませんが、朝一番に覗いて見ると、キジバトが巣から離れていました。選手交代の時間でしょうか?。
今日も朝一番に覗くと巣から離れていました。巣作りから一週間目です。順調に行けばあと一週間でひな誕生となるか。(2007年9月18日)
今日も朝一番に覗くと巣から離れていました。辺りを見回しても姿が見当たらないので巣の中をチョット拝見させていただきました。(2007年9月19日)
今日もジット我慢、がんばれキジバト。(2007年9月20日)
朝一番に覗くと巣から離れていました。朝食中なのかしら、お腹も空くでしょう。(2007年9月21日)
今年の夏は記録的な真夏日続きだ。辛かろう、頑張れ雛はもうすぐだ。(2007年9月22日)
悲しい出来事です。巣の中が空です。どうしたのか、誤って落としたのか。(2007年9月23日)
木の根元を見ると、卵が落下している。(2007年9月23日)
もう一個は、不運にも道路のコンクリート上へ。嗚呼、幼き命哀れと思うべし。(2007年9月23日)
木の根元の卵を巣に戻しておきました。親鳥は巣に戻ってくれるでしょうか。(2007年9月23日)
親鳥なにか異変を感じているのか、巣から出たり入ったり。(2007年9月23日)
どうにか、抱卵に戻った。明日か明後日が予定日なのだが。残った命に幸多かれと祈る。(2007年9月23日)
願も虚しく親鳥が戻ってくれませんでした。(2007年9月24日)
秋分や彼岸なる西方浄土に羽ばたくおさな鳥(2007年9月24日)
スライドショーバージョンにしたものはこちらです。
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